【平成24年度】FD実施報告書
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・ モジュールは1つの学部で行うのではないので、学部別は意味がないと思う。全学的に同一講義を受けるグループでの集計が必要である。 ・ モデル集団は若手ビジネスマンだけでなく、薬学部なら薬剤師も考えられるとの話しがあったが、教育学部なら教師など、分析ができたら良いと思う。 ・ 各学部の説明は、わざわざ行う必要はないと思う。もっと質問の時間が欲しいと思う。 ・ 他大学と合わせた平均値と比較しているが、その意味がわからなかった。平均値をみて対策を講じるように思えたが、分布を考慮したら異なる対策が出てくるのでは。 ・ 問題内容の解答から真にその能力が判定できるのか疑問に思った。 ○ 内容面・運営面のいずれでも、何か改善を要する点にお気づきでしたら、ご記入下さい。 ・ 現状で良いかと思います。 ・ データの見方は説明していただければ容易に理解出来るので、問題の解説なども欲しかった。 ・ 別途、数値が判別できる大きさの資料を配付して欲しい。グラフが見にくかった。 ○ 今後、FD・SDのテーマや実施方法などに関して何かご希望がありましたら、ご記入ください。 ・ ジェネリックスキルを向上させる教育方法。 【総 括】 初めての試みであった本学1年次生に対するPROGの結果については、参加者の大多数が非常に興味を示した。特に、各学部毎の傾向及び比較に対していくつかの熱心な質疑が行われた。PROGが行われたことは、教養教育に携わっている教員以外にはあまり知られていない可能性があるが、学部に進学した後、卒業までの後期専門教育を行うに当たり、PROGの結果は十分に参考になる可能性があり、今回の内容は学部教育への参考としてより広く教員に知らしめる必要があると感じた。 PROGにより測定された基礎力は、学生本人にとっても非常に参考になると思われるが、それをどのように今後に生かすかは各自に任せられている。一方、教員側は、テスト結果をどのように解釈するかによって対応が全く異なってくると思われる。教養教育の目標達成のためには基礎力の向上を目指す教育を行うよう努力する必要があろう。しかし、弱い部分を欠点としてとらえず、個性としてよりポジティブにとらえ、それを補うほどの長所をさらに磨くという考え方も成り立つであろう。(文責 池田 通)

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