【平成25年度】FD実施報告書
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ッチカード、実験の挿入、航空機などの実物公開、座席指定、クリッカー、ワークシート、ピアレビュー(MVPの推薦)、筆記試験などの様々な工夫点について紹介があった。また従来型に近い講義・実験における部分的な改善についても報告された。 参加者からは、「他の先生方の工夫点がきけて有意義でした。来年度以降とり入れていこうと思います。」や「アクティブラーニングを効果的に導入されている講義もあり、大変参考になった。」という意見が得られ、到達目標①と②については達成することができたものと思われる。但し、アクティブラーニングの方法や評価法に関する改善については、改善点を積極的に取り入れていくことは重要であるが、モジュール全体が画一化されることがないように、それぞれの科目で特徴のある工夫・改善を行い、科目間の多様性が失われることがないようにしていくことが望ましいと感じた。 一方の意見では、「アクティブラーニングという手法に目が行き過ぎている様に感じた。教養教育の目標として何を挙げるべきかのそもそも論が必要と思われるものもある。」というものもみられ、アクティブラーニングの手法をブラッシュアップしていくことだけが大きな目標ではなく、教養教育の目標について深い議論が必要であり、学生にも充分に説明が必要であることが再認識された。 参加者からの評価としては、ほとんどの項目において「あてはまる」と「ややあてはまる」の合計が90%を越えており、意義のあるFDであったと思われる。但し、参加者が少なかったことから、今後は参加者を増やしていくことが大きな課題であり、そのためには参加を促すための方策が必要であろうと考えられる。 4 (文責:真鍋 義孝)

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