【平成25年度】FD実施報告書
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従来の授業形態主体で実施しているとのことであった。クリッカーは使用を試みたが、多人数で欠席者が多く、管理が難しく使用しづらいとのことであった。 環境科学部の深見先生は、唯一の文系の先生であり、代理発表とのことであったが、地域経済学を視点とした循環型社会に関する授業の報告を行った。授業はあらかじめ班分けして、教員側が準備して事前に知らせたテーマについて毎授業4人が報告し、報告者1人について2人がコメントをするようあらかじめ指名し、これを繰り返したとのことである。 はじめの3人の先生方は、現代社会で不可欠な技術や、当たり前のように思っているまたは誤解されている事象等について、その根底にあるサイエンスを学生自身に考えさせる教育を実践していると感じられた。また、最後の報告は循環型社会について、アクティブラーニングを通して学生が「知っている」ようになるのではなく、「評価する、評価できる」ようになることを目指していると感じられ、いずれも興味深く、参考になった。発表後には全体討論となり、多人数で欠席者が多い授業でのクリッカー活用のヒント、アクティブラーニングの解釈、本FDの参加者が極めて少ないことに対する改善策等について活発な議論がなされた。 (文責:池田 通) 4

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