【平成27年度】FD実施報告書
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・ 国主導の主体性を失った大学に、主体的な学生を教育できるのかという早川さんの言葉は重い。 ・ 考える力→行動力→やり切る力などを身に付けさせる外には、思いやりの心も育てなければなりません。教員は学生と共に勉強し続けなければなりません。 ・ 長崎大の中期目標の基幹に工学部や工学研究科が入っていないのはおかしい。 ・ 学習者中心の教育とアクティブラーニングの重要性を認識した。 ● 今回のシンポジウムの運営に関して、何か感想やご意見がありましたら、ご記入下さい ・ 「大学教育学会」という教育専門の学会のシンポジウムということもあって第一線の講師のお話が聞けたということは有益であった。また、教養モジュールで理系教員が持つ問題意識が共有できるというのは、意外でもあった。ただ、大部分の参加が学会会員であったので、長崎大学の教員に特化したお話はきけなかった。(あたり前ですが) ・ 運営のし方、企画がとても良かった。 ・ 長崎大学の教員は少ないように感じました。もっとPRした方がいいのでは? ・ 充実で有意義なお話を聞かせていただきました。どうもありがとうございました。 ・ いつも、中部やスカイホールでの講演で思うのですが、レーザポインタが安物で暗い。しかも「○」で用い、輝点を用いない。「○」は、国際大学に行くと、聴衆から直ちにやめてくれと指摘されますよ。輝点光型のみの明るい国際基準のレーザポインタ(グリーン)を用意しない本学は恥ずかしいです。そろそろどうにかして下さい。 ・ 会場設営に養生テープ等を使うべきではない。下品。 ・ 長崎大学での大会開催ということで準備等とても大変だったことと思います。おつかれ様でした。 (2) 総 括 80分の立花隆氏の基調講演「考えるとはどういうことか」と4名のパネラーによる報告とパネルディスカッション「学生の育ちをみる」が大学教育学会との共催で行われた。前者は脳の発達から見た学びについて多面的に捉えた講演であり、主体的に学ぶ意味を「自分の脳を育てるのは自分自身」という言葉で表現し、「何が分かっていて、何が分からないのか?、自分は何を知りたいのか?」を大学教員が学生に気づかせ、問いかけているかと言うメッセージであったように思う。後者は、まず企業から見た大学教育を若手社員の現状分析から大学への期待を述べた報告、そして学修成果の可視化から学生の学びの多様性と一つの学びの場で人は育成できないことを大学教員は自覚すべきとの提案、さらに九州大学の21世紀プログラム実践から育てたい学生像との乖離や評価の難しさについての報告、最後に大学教育として、自信の扱っている問題を専門的な見方も含め総合的に捉える4

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