【平成28年度】FD実施報告書
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●長崎大学FDとしてとりあげるテーマ・内容についてご意見・ご要望をご記入下さい。(2)総 括(10(1)を踏まえFD全体の総括を記述する)今回のプログラムでは、授業で教える際に根本的な考え方となるインストラクショナルデザイン(ID)の解説から始まり、授業の設計図ともいえるシラバスにおける到達目標の設定、その評価法等が具体的に示され、初めて授業を担当する方のみならず、授業方法を再考したい方にも、有益な内容となっており,十分趣旨に沿ったプログラムであったと思う。また、授業方法においても、まずは緊張を解くためのアイスブレークに始まり、ペアを組んでのラーニングセル等の実践も織り交ぜ、具体的なアクテイブラーニングの手法も体感できるよう工夫されていた。ただ、いつもいわれることではあるが、受講者が多分野にわたっており、また、免許取得も目標とする学部の参加者が半数弱を占めており、ゴールの設定が多様になる可能性もあることから、各分野毎に,より具体的な授業設計入門を開講していただくとさらに、IDについての理解が深まるのではないかとも思った。非常に短時間で「IDの原則について説明できる」という到達目標に達したと自信をもっていえるかというとやや不安が残ることが、「到達目標が達成された」という質問に対して,「あてはまる」と,きっぱり答えた人の割合が,他の質問項目よりやや数値が低い理由の1つではないかと解析している。ただ、全体として,後期の授業や今後のシラバス作成の上で、非常に役立つ内容のプログラムであったと総括できる。 性を感じた。 ・IDを意識した授業設計を心がけていたため、今回の企画はとても興味・関心がありました。参加して、今後の授業設計や日々の講義などに活用していきたいと思います。・講義も大変わかりやすく、難しい内容が、とてもよく理解でした。限られた時間に、要点がまとめられており、後期からの授業に早速生かせる内容でした。可能なら、ぜひこの内容でパート2を開いていただきたいと思いました。・準備がよくできていて、分かりやすく参加できました。ご苦労様でした。・内容に対して、やや時間が不足していたように感じました。各学部によって,授業内容が異なるので、専門科目と教養科目にわけた、授業設計入門をしていただくと、も少し,具体的になるように思いました。あとは、授業設計入門ということでしたが、入門だけではなく応用編というかアドバンスFDも開催していただくと良いように思いました。・対象者のレベルごとの研修などを設定してほしい。・今回のような授業改善につながるようなFDは,大変関心があります。(以上教育職員)

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