【平成28年度】FD実施報告書
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(2)総 括(10(1)を踏まえFD全体の総括を記述する)本FDを全体的に振り返ると,障害者差別解消法が本年4月に施行されたばかりで,その内容が広く知られていないなか,このワークショップは,教職員への啓発,情報の共有,今後の改善策を考えるうえで貴重な機会であった。なかでも,(1)不当な差別的取り扱いの禁止,(2)合理的配慮を提供する義務,(3)事業主に過重な負担を求めないことなど,これら主な基本方針を実施するに際し,いずれも明確な定義やルールが示されていない状況で,いかにこの3点の調和を保ちながら,どの程度まで支援に当たればよいかに,対応上の見極めや判断の難しさが感じられた。 こうした実情により,上記10(1)の感想にも見られるように,今後も可能な範囲でさまざまな対応事例の収集とその周知を行い,それらを継続して行うこと,また学生も教職員と一緒になって互いに情報を共有する場を設けるなど,地道な啓発活動が求められるように思われた。 今回のFDは,障害者差別解消法と本学の規則に係る基本的な前提を踏まえたうえで,グループ活動を行い,問題となる具体例を実践的に検討しながら現状について情報を共有できたことから,障がい者に対する配慮を折に触れて考えるとても良い契機になったと考える。引き続き,このような機会が設けられることを期待したい。 11.実施代表者の連絡先 教務委員会委員長 松坂 誠應 e-mail:nobuou@nagasaki-u.ac.jp電 話:内線2003 12.申請者の連絡先 学生支援部教育支援課教養教育班 主査 寺川 美穂 e-mail:fd@ml.nagasaki-u.ac.jp電 話:内線2077 ってみたい気がします。 ・特にありません・学習障害や発達障害が疑われる学生の、早期発見と適切な対応について.現在は、対応する教員の能力に依存する部分が大きく、対応できる教員に負荷が集中する心配があります。事例の蓄積と共有をしながら教員の対応力を増していく必要があると思います。・大人数相手の授業方法の改善策(文責 松元)

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