【平成28年度】FD実施報告書
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総 括(10(1)を踏まえFD全体の総括を記述する) <第1部> <第2部> 11.実施代表者の連絡先 教務委員会委員長 松坂 誠應 e-mail:nobuou@nagasaki-u.ac.jp 電 話:内線2003 12.申請者の連絡先 学生支援部教育支援課教養教育班 主査 寺川 美穂 e-mail:fd@ml.nagasaki-u.ac.jp 電 話:内線2077 教育改革と国際化を目指したクォーター制の導入について,全体的説明と,大阪大学での事例を川嶋太津夫氏に紹介いただき,その後,広島大学,岡山大学,千葉大学の事例を学んだ。どこもスーパーグローバル大学としてクォーター制の導入に取り組んでおり,大阪大学では平成29年度から導入予定とのことである。ただし,全学共通科目と専門科目の調整が難しかったり,学部によっては導入できないところができたりなど,課題も多いことが判明し,大学全体としての一斉導入は難しいと感じた。長崎大学としての全体の方針を決定し,各部局がなるべくそれに合わせる工夫が必要だと感じた。大学院では,クォーター制の導入は比較的簡単かもしれないが,学部ごとに解決すべき問題があることも判明し,できるところから順次変革していくことが,現実的だと感じた。 参加者はクォーター制について理解を深めることができたと感じた。 第2部は,広島大学,岡山大学,千葉大学におけるクォーター制導入の経緯と現状について報告いただいた。各大学とも設置形態や大学の規模も似ており,本学に役に立つ内容であった。特に,いずれの大学でも課題として挙げられていたのが,カリキュラムの編成,授業日程の確保,学費等の問題であった。フィードバックからは,本学の現状やこれからの方針に関する説明がなかった分,生かしきれないという意見があった。このほか,学部の違いが大きいため学部ごとのFDを希望するという意見や,重複する課題や内容があったため,各大学の制度面の説明だけでなく,クォーター制の授業の設計方法や,学生,教職員からの意見,留学の実績等も知りたいという意見が寄せられた。シンポジウムでは活発な意見交換がなされ,第1部同様,クォーター制についての理解を深めることができたと感じた。 8 (文責 門司) (文責 川越)

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