【平成29年度】FD実施報告書
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(2)総 括 るが,学生の質や数,学年,内容,また物理的な問題等や事情が異なる中で,合わせて考えることに意義もあるが,噛み合わない部分もあるように感じた。問題提起して考えることである種の満足感は得られたが,結局回答が得られていない感覚にも陥っている。 ・ 本日は日頃より気になっている内容をご紹介いただきありがとうございます。次の学習指導要領は,改訂の本丸が高等学校で,内容もALをいかに実施するか,ICT活用の予算的な配当も含め話題となっております。今回の内容だと,文科相が高等学校に求めている内容に近いと思わざるを得ません。あと数値年後には,今回の内容を熟知もしくは体験した大学生だらけになると考えると,大学の教育をどう捉えるのか,そこまで迫った内容で取り上げていただければと思います。大学は,授業というより講義と捉えるにふさわしいALを深めていくことができればと思います。 ●長崎大学FDとしてとりあげるテーマ・内容についてご意見・ご要望をご記入下さい。 教育職員 ・ ぜひ今日でてきた問題課題に対する解決方法を教えてくださる回を開催お願いします。 ・ モジュール科目の意義について,再検討する時期にきているのではないでしょうか。 ・ 今日,よく話題に挙がっていた「評価」は,いかがでしょうか。 ・ 本日のグループ討論でも出たのですが,例えば本日のようなテーマでしたら,大人数のALを行っている人の具体例を聞けるとか,評価の仕方で,うまくいっていると思われるものを紹介していただけるとか,成功例,失敗例(演者が嫌がるかも)などの話を聞けたら,そしてそれに対して,こうしたらいいんじゃないかとか,こうしたら学生の関心が薄れるかなとか,自分ではこういうのを考えているけどどうかなどのグループ討論を行うようなものを取り上げて欲しいと思います。 ・ 互いの強みを生かしたチームティーチングの方法,教養教育(非専門科目)で学生の学修に対するモチベーションを上げる方法,全学モジュールに以降した事に関するこれまで評価と今後の体制 ・ シラバスの作り方(教員と学生側の両視点から検証したい) 参加者を4班に分けてのグループワーク方式によるFDであった。本FDそのものがアクティブラーニングの手法を活用したことにより,アクティブラーニングそのものについて理解度が高いとはいえない参加者にとっても議論に参加しやすい雰囲気が醸成されたこと、また、アクティブラーニングについての理解を深めることができた点においても,手法は効果的であったと考える。敢えていうならば、グループ発表もあったことから,グループ名をつけることができたならば,よりよかったのではないかと感じた。 活発に意見を出す者や,出てきた意見をとりまとめて議論を進めるリーダー的役割を果たす者などの存在如何で、議論の活発度や取りまとめ方に差が見られた。作業内容の最終アウトプット

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