【平成29年度】FD実施報告書
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2回目のFDにおいては、上智大学言語教育研究センター長である吉田研作氏を講師に迎え、文部科学省などの外国語教育に関する各種委員会にも携わり、英語が使える日2 長崎大学では、平成27度9月から、長崎大学独自のグローバル事業として位置付ける学部横断型特別プログラム「長崎グローバル+コース」を開始し、「Special Course in Academic Skills (SCAS)」を学生へ提供している。SCASにおいては、選抜された学生を対象に、過去のデータ等から、比較的英語力が高い学生においても欠けていたと考えられる運用能力speakingやwritingを中心に訓練を行っている。 今回のFDにおいては、昨年度に引き続き、SCAS講師陣を講師に迎え、SCASで行っている教授法の一端を公開し、英語運用能力の向上に資する、長崎大学の学生にカスタマイズした教授法のあり方について紹介する。特に、本年度は、指導の具体例、特にSpeakingとWriting(またプレゼンテーション)に焦点をあて、実際の指導を体験してもらうことで、今後の教養教育英語科目におけるさらなる改善のための契機としたい。 <2回目> 本人の育成に関する研究をこれまで行ってこられ、今後、大学入試の英語検定試験で活用される予定の英語4技能試験の一つであるTEAPの開発者としても知られる吉田氏を講師として迎える。吉田氏には4技能試験を大学入試として受験し入学してきた学生に対して、大学でどのような英語教育を実施することが望ましいか、について講義を行っていただき、長崎大学の今後の英語教育の在り方についての方向性を考える機会としたい。それ以外は、第一回目と同じ内容とする。 8.プログラム構成 [題目・担当講師](当日使用した資料等を添付すること) <1回目> 13:00~13:10 挨拶(稲田俊明言語教育研究センター長) 13:10~14:40 SCAS Team Presentation <1回目> SCASの講師陣は、Northern Arizona UniversityでTESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)の専門的訓練を受け、日本、トルコ、マカオ、コロンビア、バーレーン等、世界各地の英語特別プログラムで教鞭をとってきた経験と実績があり、TESOLそのものも研究活動も精力的に行っている。 14:40~14:55 休憩 14:55~15:10 平成29年度言語教育研究センターの取り組みについて 言語教育研究センター 古村由美子 教授 15:10~15:25 TOEIC-IP の成績分析、3-STEPの復習テストについて 言語教育研究センター 小笠原真司 教授 Kerry Pusey, David Cupchack, Jesse Conway

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