【平成30年度】FD実施報告書
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3 議論中心の授業で,知識がないもの同士の議論だけではあまりよい議論ができないように感じる.先生と学生との議論は,大人数の場合には(あるいは少人数でも)どのように行うべきなのだろうか? 「成人教育理論」という言葉は初めて聴いた.自分でも調べてみたいと思った. ・テーマ設定は極めて適切。ただし、講師のお話がテーマとやや見合っていなかった。浜田氏は、対象人数の多い授業を扱っていたが、グループワークの話が主で、講義パートそのものをどう工夫するかの話は少なかった。前田氏は、話は興味深かったが、やはり50人程度は「大人数」とは言い難い。私個人としては、100人を超え、グループワークが容易ならざる環境になった時に、どう講義で学生を引き付けるのかを聞きたかった。・浜田氏のお話は、「大人数講義の工夫をみんなで考える」という授業をかりに大人数に対して行ったらどうなるかという入れ子構造になっていて、話の全体がわかりづらかった。(私個人は社会科学系だが)浜田氏がご専門の医療教育についてもっと詳しく聞きたかった(質疑応答での、手の骨を100種類以上暗記するか、ボールを投げるときの骨と筋肉について実践的に考えるか、といった類の話、それに関連してトロントでの医療教育)。・また、お二人とも、アイスブレーキングや自己紹介といった授業の導入部分についてはディテールがあって面白かったが、授業本体部分での工夫があまり披露されておらず、その点に不満が残る。問題点ばかり指摘してしまったが、全体としては、このような機会を設けていただいていることに感謝しております。"・私自身の学生時代を思い返すと、一般教養があまり印象に残っていません。それだけに注意を惹くことを工夫されている話を伺い、それが大切だと感じました。・大変勉強になりました。次回の授業で実践したいと思います。大人数講義でも工夫次第でアクティブラーニングが行えるし、それが必要であることが分かりました。一方で、どうしても伝えないといけない知識等をどのように授業に組み込んでいくかは、引き続き考えてみたいと思いました。・国税庁からの出向者の経済学部准教授の田村と申します。前田先生のお話はとても楽しかったです。きっと授業もあんな感じなのかなと思って聞いていました。本当は無駄なことをせずに淡々と授業をして、それで学生に教授できればよいのですが、現実問題としてはそうもいかず、先生が授業と全く関係ないことを織り交ぜながら、学生に教授する下地作りに苦心されているのだなと、大変参考になりました。後期からの授業に活かしたいと思います。・『大人への教育』理論に納得しました。お二人とも「主体的で対話的な深い学び」を実践されており、素晴らしいなと感じました。ありがとうございました。 アクティブラーニングに対する先生方の工夫がよく理解できました。

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