【平成30年度】FD実施報告書
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4 大人数ということで2~300名の講義についてのヒントが示されると考えていたので多少見込み違いでした。ただ、利用できそうな点が2,3あったので活用を考えてみたいとお見ます。 ・理論に基づく説明が学びになりました。初回、あるいはオムニバスの一部分の場合に大いに参考にできそうだと感じました。ありがとうございます。一方で、両先生とも、授業準備に割いておられる時間(事前準備や事後のレポートチェック)がかなり多いと感じました。お二人とも年間授業担当数が自身に比べてかなり少ないように感じ、授業準備にそこまで時間をかけることができない場合、現状の時間的制約の中で、どのように大人数講義の準備を工夫できるか、追加するとしたら何か、学びの深まりをサポートできるかといった問題については未消化でした。話題提供の方は、もう少し違った立場の方がおられると、より多くの学びにつながる気がします。よろしくお願いします。" Ⅲ.長崎大学FDとしてとりあげるテーマ・内容についてご意見・ご要望をご記入下さい。 ・毎回興味深いテーマをありがとうございます・本日,浜田先生よりお話のあった、「これまで講義形式に向いていると思われいた系統知識を教える授業科目を、アクティブラーニング型で行う方法」について詳しく知りたいと感じた.・<非常勤講師のアクティブラーニング論>世に出ているほとんどのAL論が、専任教員を前提としている。しかし、現在は、大学はおろか、小中高でも非常勤講師が増えてきている。小・中を念頭に置いたAL論は学級経営論と結びついたようなものも多いが、非常勤講師にはあまり役に立たない。高校・大学では、場合によっては半数以上の教員が非常勤であるケースもある。非常勤講師は、教材にしても時間にしても使える資源が少なく、常勤講師ほど十分な授業準備ができない。授業外で生徒・学生と親密なコミュニケーションをとる機会も乏しいため、常勤講師に比べると圧倒的に不利な立場にある。こういう状況のままAL論ばかりが優勢を占めるようになると、結局のところ、非常勤講師の善意(=無償労働)に過度に依存することになってしまうのではないか。私個人も、いくつかの大学や高校で非常勤講師をしており、協同学習やALもかなり多用していると思っているが、同様な立場に置かれている人たちがどのような困難に直面しているのか、どういう打開策が(個人の努力だけではなく制度面も含めて)ありうるのかについて、課題が整理されているとよいと思う。・大学入学時のリメディアル教育について

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