【平成30年度】FD実施報告書
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・合理的配慮について 2. 総 括 本FDは、授業の計画段階、特にシラバスの作成時における合理的配慮についての理解を深めることを目的に行われた。合理的配慮に関する基本的な考え方に続き、シラバスに授業の内容や方法等を明記することは障害のある学生にとって授業選択の指標となるだけでなく、配慮や支援を必要とするかどうかを検討する上で重要な情報となることが説明された。後半の演習では、複数の実存のシラバスを使用して、それぞれ異なる特質の障害を持った学生が受講することを想定し、学生、教員それぞれの視点から、どのような困難が予想されるかを抽出し、これらの困難に対してどのような情報をシラバスに記載しておくことが重要かを検討した。アンケートでの満足度が高いことからも窺えるように、合理的配慮におけるシラバスの重要性が理解できた有意義なFDであった。運営面に関しては、前半の説明の部分を今回のテーマに絞り短縮し、演習への時間配分を増やす方がより効果的と考える。 11.実施代表者の連絡先 教務委員会委員長 塚元 和弘 e-mail:ktsuka@nagasaki-u.ac.jp 電 話:内線2003 12.申請者の連絡先 学生支援部教育支援課教養教育班 主査 寺川 美穂 e-mail:fd@ml.nagasaki-u.ac.jp 電 話:内線2077 4 (文責:水産学部 石橋郁人)

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