【平成30年度】FD実施報告書
8/129

法について学ぶ必要があると思いますので、そのような事が学内で学べる事が理想だと思います。 (2)総 括(10(1)を踏まえFD全体の総括を記述する)長崎大学新任教職員ガイダンスが、第167回長崎大学FDとして4月3日に実施された。フィードバックの結果からみても、参加者にとって有意義な研修だったといえる。 河野学長は「長崎大学は何を目指すのか」について、「今日とは違う明日の長崎大学を創る」大方針のなかで、「学生の質と多様性の向上」、「長崎らしい研究の促進」、「地方創生に資するまち・ひと・しごとづくり」を目指すこと、そして、「教員の機能分担の実質化」、「職員の専門性の推進」、「ダイバーシティ・マネジメントの推進」、「強固な財政基盤の確立」を図るなかで、「教職員の多様性とやる気を生かす大学」を築いていこうとしていることなどが説明された。その上で、本学の発展のために、教職員のそれぞれが各自の個性や長所をよく自覚して、それらを存分に発揮するよう力説された。 福永理事(総務担当)は、長崎大学の危機管理について説明された。まず、個人情報保護制度について、個人情報の定義を示した上で、個人情報の取得・保有や利用・提供のあり方、本学の管理体制や守秘義務のことなど、本学の業務を行う上で必ず知っておかなければならない基本的知識について説明がなされた。続いて情報セキュリティについて、パスワードやUSBの適正管理、ウィルス対策、研修や点検の要請などがなされた。 塚元理事(教学担当)は、アドミッション・カリキュラム・ディプロマの3つのポリシーと、長崎大学の新しい教学マネジメントの狙い(本学独自のコンピテンシー・テストの実施、学修状況報告、学修ポートフォリオ、卒業時総合評価等)について説明された。 河野学長の説明からは、本学の現状・課題および今後の方針など、新任教職員の教育・研究・業務の今後の取り組み方について、大いに参考になったと思う。また、福永理事、塚元理事の説明からは、大学が現在強く求められている情報と教学のマネジメントについて、限られた時間のなかで俯瞰することができた。当日、配布された資料も充実しており、新任教職員に対する良い動機付けになったことは、フィードバックからも伺える。この長崎大学新任教職員ガイダンスは、毎年、充実した内容で実施されており、今回の内容もまた、新任教職員だけを対象とするのはもったいないFDに思えた。ビデオ収録もされており、随時、学内ウェブ上で、全教職員が接する機会を設けることも可能である。私自身が所属する部局内でも、このFDで接したような情報が共有され、意識付けがきっちりとなされているだろうか。FDを通じての感想は、むしろこのこ5

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る