長崎大学FD実施報告書_令和3年度
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(2) 総 括(10(1)を踏まえFD全体の総括を記述する) 本学における合理的配慮の状況を知ることができ、良かった。 修学場面における合理的配慮として4点あげられていたことについて、改めて参考になりました。 合理的配慮の提供と学生支援は大学にとって重要な課題であり、ぜひ今後も継続してFDやSDのテーマとして取り上げてほしい。 合理的配慮についてよく理解できました。授業関連以外の課外にも対応が必要になってくるのであれば、教員、事務職員(特に各部局の学務係)共にマンパワーがとても足りないように思いました。 授業実施に取り入れられること 精神障害に対する具体的な合理的配慮の方法や課題について知りたい オンライン講義の実施方法(今回は日程が合わず受講できませんでした) ● 長崎大学FDとしてとりあげるテーマ・内容や提供すべきオンラインコンテンツに ついてご意見・ご要望をご記入下さい。 今回の研修は、合理的配慮を有する学生への授業の実施に関わった教員を対象にアンケートから、自由記述欄へ記述された事項から重要な疑問等をピックアップし、疑問を共有するとともに、その解消および合理的配慮に関する理解を促すためのものであった。考え方は理解しても実際にどのような事象となるのか、実体験された先生らの声をきくことができ、これらは、今後に生かせる有用な研修であったと思う。 フィードバックシートからも「配慮とは結果ではなく同等の教育機会を提供するものだということを改めて理解できた」「合理的配慮に関する不安が解消された」などの声が挙げられている。 一方、提供されている動画教材は、合理的配慮とも関係し、UDフォントを採用して作成されている。配布資料としての提供では非常に見やすいものとなっていたが、1スライドに情報量が多すぎて、画面上で文字を追っていきながらの視聴はつらいものがあった。フィードバックの中にも同様の感想があり、スライド枚数を増やす、動画を2分割ではなく、それ以上に増やすことも考えられる。 今後、授業だけではなく、合理的配慮に関しては、学生支援としても重要であり、この貴重な研修動画をSDのテーマとして、課外でも各種手続き等で対応する職員は当然ながらも、直接授業では未だ関わっていない教員に対して、オンライン研修を実施したいと考える。 (文責:大学教育イノベーションセンター 若菜 啓孝 ) 3

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