長崎大学FD実施報告書_令和3年度
59/60

(2) 総 括(10(1)を踏まえFD全体の総括を記述する) 今回のFDについて、ご感想やご意見等 今日の大学教育において、教学マネジメント運用が必須となっており、先日の「デジタル×専門分野」のDX人材育成事業の補助金申請においても、審査では教学マネジメント体制の整備を重視している。この教学マネジメントにおいて、キーワードにあげられるものに、ディプロマポリシー・カリキュラムマップ・カリキュラムツリー・シラバスがある。今回、これらの取り組み、質保証の考え方などについて他大学事例を含み講習を受けた。参加者人数に対して、フィードバック数が少ない中ではあるが、概ね、今後の本学の教学マネジメント体制の整備において、有用な講習であったと思われる。今後も国の高等教育政策を理解し、さらには、ニューノーマル時代に即したFDを企画したいと思う。 (文責:若菜哲孝) 3 ・学修到達目標と各回の講義内容及び試験問題との関連付けの重要性を再認識しました ・専門的な内容をわかりやすく説明してくださり、たいへん勉強になりました。 ・カリキュラムマップがばらばらに思えた.教育目標ごとに羅列するだけでよいのか.カリキュラムフロート関連づける方法がないのか.自分が取得した科目名だけ色が付き,学生が自分の強みを一目で理解できるようなシステムが望ましい.また,教員が選んだ代表の学生の評価では優秀な学生しか選ばれないのではないか.一般的な学生の評価が重要である. ・本学でも利便性の高いマネジメントシステムの構築,マップやツリー効率的な作成方法の検討が必要である。 ・(九大でも実際のところはわからないが)長崎大学の場合、教務にかかる教員・職員以外の関心が薄く、その重要性が広く認識されないところに問題があると感じた。私立大学では教務担当教員が部局の100近くのシラバスをすべてチェックし、抜けている箇所やわかりにくい点を各教員にフィードバックしているという話も聞くが、本学はそこまでやっておらず、本当に大丈夫なのか心配である。 ・教学マネジメントの枠組みについて、どのように考えたらよいのか理解が深まりました。実際にマネジメントのサイクルを運用していくには、理解と手間のかからないシステムの構築が最も重要だと思いました。また、そのために、他大学との情報交換ももっとすべきだと思いますし、そういった実践例を導入してより効率的に進めていく必要があると思いました。 ・大幅な意識改革が必要と感じました。 ・Teams 案内いただいたが、よくわかりませんでした。

元のページ  ../index.html#59

このブックを見る