2022年度モジュール害ドック完成
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社会科学の内容を取り扱う人文科学の内容を取り扱う国際・地域社会への関心 考えをやり取りする力協働性多様性の理解倫理観批判的検討論理的組み立て情報リテラシー主体性知識・技能“生命とは何か?”という問に、明確な答えは無いかもしれません。しかし命ある地球上の多様な生物は、化学物質で構成され、すべての細胞や組織では、複雑な化学反応系によって、高次の生命活動が営まれ、統御されていることは、明確です。薬は、これらの生命活動に直接関与することによって生体内の化学構造や機能の異常を改善するために用いられてきました。また、一方で、期待されない障害を与えたことも事実であり、それもまた薬の本質ともいえます。これまでの人類の病気との戦いの中で、発見された薬の歴史も振り返りながら、生命現象と薬のかかわりを学習することにより、生命とは何かを科学的に思考したいと思います。 人類が、薬を見出し、使用してきた歴史は古く、薬と共に歩んできた長い道のりは文化史の一部とも言えます。本科目では、どのような薬を飲めば病気が治るのか、どのように使われるのか、といった実用上の知識を得ることを目標にしているのではありません。薬が生体にどのように作用し、病気を治癒することができるのか、どのようにして開発されてきたのか、を正しく理解するためには、化学物質である薬、生体のしくみ、病気の原因などの基本的な知識が必要です。本科目では、これらの知識をわかりやすく、そして正しく理解できるように工夫します。また、その知識をもとに、薬を科学的かつ歴史的側面からも見つめ、学習します。薬というキーワードで、生命現象を共に考察してみませんか。 生命医科学からの学び 22-a10 くすり~過去・現在・未来~ 石原 淳 科 目 名 教養モジュールの の視点との対応 多文化社会学部・教育学部・経済学部・水産学部 人類の病気との戦いの歴史は、医薬品創成の歴史でもある。経験的に見いだされた伝承薬や天然物から発見された医薬品、コンピュータによってデザインされた医薬品など、医薬品はどのように合成し供給されるのか。化学が医薬品開発に果たしてきた役割を学ぶ。 長崎県は高齢化社会の先進地区であり、将来の日本の重要な医療モデルである。出島に近代西洋科学が導入されたくすりの歴史から、現在の高齢化社会の疾病とくすりの使われ方まで、医療経済を含めて、長崎県を起点として高齢化社会におけるくすりとの付き合い方を学ぶ。 教養モジュールⅡ キーワード 医薬品 化学合成 天然物 くすり、高齢者、医療、医療経済、長崎県 ⑩ ◎ ○ 1 0 0 1 ※授業編成の視点 A B ○ 0 1 カテゴリー テーマ名 対象学部 テーマ責任者 趣 旨 学生の皆さんへのメッセージ 伝承薬から最先端医薬品まで(薬はこうして創られる) 高齢化社会と地域医療・薬とのかかわり 目標および授業編成 伝承薬から最先端医薬品まで(薬はこうして創られる) 高齢化社会と地域医療・薬とのかかわり ◎(特に重視)の数 ○(重視)の数 担当者名 石原 淳 福田 隼 小嶺 敬太 向井 英史 鳥羽 陽 安孫子 ユミ ① ② ③ ○ ◎ ○ ◎ ○ 0 2 0 2 0 1 教養モジュール科目案内 概 要 ④ ⑤ ⑥ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ 1 0 0 1 2 2 モジュール科目区分 責任部局 薬学部 説明動画 ⑦ ⑧ ⑨ ◎ ◎ ○ ◎ ◎ 0 2 2 1 0 0 ※工学部・水産学部に係るJABEE項目

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