アクティブ・ラーニング

長崎大学ではアクティブ・ラーニング(自立的な学び)を進めています。教養教育科目のうち9割以上の授業がアクティブ・ラーニングを意識して設計されています。

ところで、アクティブ・ラーニングはグループワークやディスカッションをするというイメージがありますが、本学では授業の目的にあう形で浸透してきています。

たとえば、教養教育では「ペアワーク、グループワーク、ディスカッション」といった「多角的に考えるために他者と関わる活動」の割合が高いですが、理工系学部では「発問への回答、小レポート、小テスト」といった「授業内容の理解度を確認したり自分で考えさせたりする活動」と、「問題演習、体験学習」といった「技能修得のために実践する活動」の割合が高く、人文社会科学系では、「企画立案、卒業研究」といった「問題解決のために知識を総合的に活用する活動」の割合が高くなっています。

大学で育成した能力・態度は本当に卒業後も活かされているでしょうか。長崎大学は3年おきに卒業生とさまざまな企業に協力を依頼し、卒業生調査と企業調査を実施しています。これは長崎大学の教育が本当に意味のあるものなのか、改善すべきところはないか、の検討に役立てています。

どの授業がどのようなアクティブ・ラーニングを促す授業方法をとっているかはシラバスに明記されていますので、確認の上、授業を履修するようにしましょう。

A.授業内容の理解度を確認したり自分で考えさせたりする活動
(発問への回答、授業内の小レポート、小テスト、振り返りシート、コメントシート、クリッカーなど)

B.多角的に考えるために他者と関わる活動
(ペアワーク、グループワーク、ディスカッション、ディベートなど)

C.技能修得のために実践する活動
(問題演習、体験学習、実験、実習、実技、フィールドワークなど)

D. 問題解決のために知識を総合的に活用する活動
(企画立案、論理的な解の提示、プロジェクト学習、卒業研究など)

E.上記以外の学生の思考の活性化を促す授業手法

F.教員からの講義のみで構成される